万葉集 第一巻 : 嗚呼見の浦に舟乗りすらむをとめらが
2009年12月20日(日)更新 |
原文: 鳴呼見乃浦尓 船乗為良武 ■嬬等之 珠裳乃須十二 四寳三都良武香 よみ: 嗚呼見(あみ)の浦(うら)に、舟(ふな)乗(の)りすらむ、をとめらが、玉裳(たまも)の裾(すそ)に、潮(しほ)満(み)つらむか |
意味: 嗚呼見(あみ)の浦(うら)で舟遊びをしているおとめたちの裳(も)の裾(すそ)に、潮(しほ)が寄せているでしょうか。 持統天皇(じとうてんのう)が伊勢に行幸(ぎょうこう)された時、都に残った柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)が宮人たちのことを想像して詠んだ歌です。 |