万葉集 第一巻 : 葦辺行く鴨の羽交ひに霜降りて

2006年01月29日(日)更新


原文: 葦邊行 鴨之羽我比尓 霜零而 寒暮夕 倭之所念

作者: 志貴皇子(しきのみこ)

よみ: 葦辺(あしへ)行(ゆ)く、鴨(かも)の羽交(はが)ひに、霜(しも)降(ふ)りて、寒(さむ)き夕(ゆふへ)は、大和(やまと)し思(おも)ほゆ

意味: 葦(あし)の生えた水辺(みずべ)を行く鴨(かも)の羽に霜(しも)が降って、こんな寒い夕暮れには大和のことを思います。

慶雲3年(706)に難波宮(なにわのみや)にいた志貴皇子(しきのみこ)が、京(みやこ)のことを思って詠んだ歌です。

「羽交(はが)い」は、鳥の左右の羽が重なり合ったところです。

雪におおわれた葦 撮影(2006.01) by きょう

第一巻