原文

多知夜麻尓 布里於家流由伎乎 登己奈都尓 見礼等母安可受 加武賀良奈良之

作者

大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

立山(たちやま)に 降り置ける雪(ゆき)を 常夏(とこなつ)に 見れども飽かず 神(かむ)からならし

意味

雨晴海岸より望む立山連峰 by 写真AC

立山(たちやま)に降り積もった雪(ゆき)はいつまでも消えることがなく、いつ見ても飽きることはありません。神々しいからなのでしょう。

- rough meaning: The snow that has fallen on Tateyama will never disappear and will never get bored, because the mountains are godly and awe-inspiring.

・写真は、富山湾の雨晴海岸より望む立山連峰です。(The photo shows the Tateyama Mountain Range from the Amaharashi Beach in Toyama Bay.)

補足

・この歌を含む400番歌の題詞に、「立山(たちやま)の賦(ふ)一首並びに短歌二首[此の山は新川郡(にいかわのこおり)に有る也]」とあります。新川郡は、おおむね現在の富山県東部の神通川より東の地域にあたります。

更新日: 2019年04月02日(火)