原文

賣比能野能 須々吉於之奈倍 布流由伎尓 夜度加流家敷之 可奈之久於毛倍遊

作者

高市連黒人(たけちのむらじくろひと)

よみ

婦負(めひ)の野の すすき押しなべ 降る雪(ゆき)に 宿(やど)借る今日(けふ)し 悲しく思ほゆ

意味

雪のすすき by 写真AC

婦負(めひ)の野のすすきをなびかせて降る雪(ゆき)の中で宿を借りる今日は悲しく思われます。

・婦負(めひ)は、越中国(こしのなかのくに)の郡のひとつで、現在の富山県富山市婦中町あたりとされています。

- rough meaning: I'm sad today to rent an inn in the snow falling over susuki in an unfamiliar place.

補足

・この歌の左注には「右、此(この)歌を傳誦(でんしょう)するは、三國真人五百國(みくにのまひといほくに)是也(これなり)」とあります。三國真人五百國がどういう人かは不明です。

更新日: 2019年11月03日(日)