原文
烏玉之 夜之深去者 久木生留 清河原尓 知鳥數鳴
作者
よみ
ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木(ひさぎ)生(お)ふる 清き川原に 千鳥(ちどり)しば鳴く
意味
夜が更けてゆくと、久木(ひさぎ)が生えている清らかな川原に千鳥(ちどり)がししきりに鳴いています。
- rough meaning: Late at night, Chidori(Plover) is singing continuously in the clean riverside where Hisagi(mallotus bark) grows.
補足
・この歌を含む0923番歌の題詞には、「山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)の作る歌二首[并(あわ)せて短歌]」とあります。