原文

烏玉之 夜之深去者 久木生留 清河原尓 知鳥數鳴

作者

山部赤人(やまべのあかひと)

よみ

ぬばたまの 夜の更けゆけば 久木(ひさぎ)生(お)ふる 清き川原に 千鳥(ちどり)しば鳴く

意味

ちどり by 写真AC

夜が更けてゆくと、久木(ひさぎ)が生えている清らかな川原に千鳥(ちどり)がししきりに鳴いています。

- rough meaning: Late at night, Chidori(Plover) is singing continuously in the clean riverside where Hisagi(mallotus bark) grows.

補足

・この歌を含む0923番歌の題詞には、「山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)の作る歌二首[并(あわ)せて短歌]」とあります。

更新日: 2020年02月23日(日)