原文
玉藻苅 辛荷乃嶋尓 嶋廻為流 水烏二四毛有哉 家不念有六
作者
よみ
玉藻(たまも)刈(か)る、唐荷の島に、島廻(しまみ)する鵜(う)にしもあれや、家(いへ)思はずあらむ
意味
藻(も)を刈る、唐荷の島で、島をめぐって(魚を取る)鵜(う)だったら、家のことを思い出したりしないのに。
- rough meaning: If I were a cormorant that is catching the fish around the Isle of Karani-no-shima Island, it is easy to forget my home, but I can't.
補足
「玉藻(たまも)刈(か)る」は唐荷の島などの海辺や島を導く枕詞(まくらことば)です。