原文

玉藻苅 辛荷乃嶋尓 嶋廻為流 水烏二四毛有哉 家不念有六

作者

山部赤人(やまべのあかひと)

よみ

玉藻(たまも)刈(か)る、唐荷の島に、島廻(しまみ)する鵜(う)にしもあれや、家(いへ)思はずあらむ

意味

撮影(2011.12.04) by きょう

藻(も)を刈る、唐荷の島で、島をめぐって(魚を取る)鵜(う)だったら、家のことを思い出したりしないのに。

- rough meaning: If I were a cormorant that is catching the fish around the Isle of Karani-no-shima Island, it is easy to forget my home, but I can't.

補足

「玉藻(たまも)刈(か)る」は唐荷の島などの海辺や島を導く枕詞(まくらことば)です。

更新日: 2019年05月26日(日)