原文
去来兒等 香椎乃滷尓 白妙之 袖左倍所沾而 朝菜採手六
作者
よみ
いざ子ども、香椎(かしい)の潟(かた)に、白栲(しろたへ)の、袖(そで)さへ濡(ぬ)れて、朝菜(あさな)摘みてむ
意味
さ、みなさん。香椎(かしい)の潟(かた)で、白妙の袖(そで)まで濡らせて朝菜(あさな)を摘みましょう。
ここでの「朝菜(あさな)」は海藻のことですね。
補足
写真(池田様提供)の鳥居は、香椎廟(かしいびょう)の末社「御島(みしま)神社」です。この場所で神功皇后(じんぐうこうごう)が御髪をすすがれたという伝説があります。