第六巻 : 田跡川の瀧を清みかいにしへゆ
2010年01月03日(日)更新 |
原文: 従古 人之言来流 老人之 變若云水曽 名尓負瀧之瀬 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 田跡川(たどかは)の、瀧を清みか、いにしへゆ、宮仕へけむ、多芸(たぎ)の野の上(へ)に |
意味: 田跡川(たどかは)の滝が清らかだからでしょうか、昔から宮仕えしてきたのでしょう。多芸(たぎ)の野に。 天平12年10月、聖武天皇が東国に行幸されたおり、多芸(たぎ)の行宮(かりみや)で、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌です。 田跡川(たどかは)は、養老の滝を源とする川で、現在は「養老川」と呼ばれています。 |