山際尓 鴬喧而 打靡 春跡雖念 雪落布沼
不明
山の際(ま)に、鴬(うぐひす)鳴きて、うち靡(なび)く、春(はる)と思へど、雪(ゆき)降りしきぬ
山の間に鴬(うぐひす)が鳴いて、春(はる)なんだと思っても、雪(ゆき)が降りしきっています。
「うち靡(なび)く」は春(はる)を導く枕詞(まくらことば)です。