第三巻 : 我が背子が古家の里の明日香には

2006年10月08日(日)更新


原文: 吾背子我 古家乃里之 明日香庭 乳鳥鳴成 嬬待不得而

作者: 長屋王(やがやおう)

よみ: 我が背子(せこ)が、古家(ふるへ)の里の、明日香には、千鳥(ちどり)鳴くなり、妻待ちかねて

意味: あなたが以前住んでいた家のある明日香では、千鳥(ちどり)が鳴いています。妻を待ちかねて。

明日香から藤原の宮に移った後に詠んだ歌と考えられます。

フリーデジタルフォト100 野鳥散策より

第三巻