第二十巻 : 我が背子が宿の山吹咲きてあらば

2003年7月20日(日)更新


原文: 和我勢故我 夜度乃也麻夫伎 佐吉弖安良婆 也麻受可欲波牟 伊夜登之能波尓

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 我(わ)が背子(せこ)が、宿(やど)の山吹(やまぶき)、咲(さ)きてあらば、やまず通(かよ)はむ、いや年(とし)の端(は)に

意味: あなたの家の山吹の花が咲く頃には、毎年訪れますよ。

天平勝宝6年(754年)6年3月19日、置始長谷(おきそめのはつせ)が大伴家持(おおとものやかもち)に山吹の花とともに贈った歌(4302番)に、大伴家持(おおとものやかもち)が答えて詠んだ歌です。

山吹 撮影 by きょう

第二十巻