第二十巻 : 龍田山見つつ越え来し桜花

2010年01月03日(日)更新


原文: 多都多夜麻 見都々古要許之 佐久良波奈 知利加須疑奈牟 和我可敝流刀尓

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 龍田山(たつたやま)、見つつ越(こ)え来(こ)し、桜花(さくらばな)、散(ち)りか過(す)ぎなむ、我(わ)が帰(かへ)るとに

意味: 龍田山(たつたやま)を越えながら見てきた桜花(さくらばな)は、私が帰るまでには散っていってしまうでしょうか。

天平勝宝7年(755年)2月17日に大伴家持(おおとものやかもち)が平城京(へいじょうきょう)から難波(なにわ)に行った時に詠んだ歌です。

撮影(2003.03.09) by きょう

第二十巻