第二十巻 : 小竹が葉のさやく霜夜に七重かる

平成10年10月18日(火)更新


原文: 佐左賀波乃 佐也久志毛用尓 奈々弁加流 去呂毛尓麻世流 古侶賀波太波毛

作者: 不明

よみ: 小竹(ささ)が葉の、さやく霜夜に、七重(ななへ)かる、衣に益せる、子ろが膚はも

意味: 笹の葉が騒ぎ、霜が降る夜、(寒いので)衣を重ね着をします。でもそれよりもまさる愛する人の膚を思い出します。

防人(さきもり)の歌です。


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