第二十巻 : 霍公鳥なほも鳴(な)かなむ本つ人
2003年11月09日(日)更新
原文: 冨等登藝須 奈保毛奈賀那牟 母等都比等 可氣都々母等奈 安乎祢之奈久母
作者: 元正天皇(げんしょうてんのう)
よみ: 霍公鳥(ほととぎす)、なほも鳴(な)かなむ、本(もと)つ人(ひと)、かけつつもとな、我(あ)を音(ね)し泣(な)くも
意味: 霍公鳥(ほととぎす)よ、鳴いてください。(亡くなった)あの人のことを思い出させて、私を泣かせるけども。
「本(もと)つ人(ひと)」は、身近な人を言います。元正天皇は、だれを偲(しの)んで泣いたのでしょうか。だんなさんだった草壁皇子(くさかべのみこ)でしょうか、お子さんの文武天皇(もんむてんのう)でしょうか、それとも。。。
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第二十巻