原文

佐久波奈波 宇都呂布等伎安里 安之比奇乃 夜麻須我乃祢之 奈我久波安利家里

作者

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

咲くは、移ろふ時あり、あしひきの山菅(やますが)の根し、長くはありけり

意味

咲くは、色あせてしまうことがあります。山菅(やますが)の根は、長く生きているものです。

撮影(2011.09) by きょう

あしひきのは、山などを導く枕詞(まくらことば)です。

補足

この歌の題詞に、「大伴家持(おおとものやかもち)が自然の移ろいゆくことを悲しんで作った歌」とあります。

更新日: 2011年09月11日(日)