第二十巻 : あらたまの年行き返り春立たば
2008年01月06日(日)更新 |
原文: 安良多末能 等之由伎我敝理 波流多々婆 末豆和我夜度尓 宇具比須波奈家 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: あらたまの、年(とし)行(ゆ)き返(がへ)り、春(はる)立たば、まづ我(わ)が宿(やど)に、鴬(うぐひす)は鳴(な)け |
意味: 年があらたまって立春になったら、まずは私の庭で鴬(うぐひす)よ、鳴いてくれ。 天平宝字1年(西暦757年)12月18日、大監物三形王の邸宅で宴(うたげ)をしたときに詠まれた歌3首のうちのひとつです。 |
「日本暦日原典」や「和暦(わごよみ)」によると、この歌が詠まれた翌日の天平宝字1年(西暦757年)12月19日が立春となっています。 |