第二巻 : 秋山の木の下隠り行く水の
2000年9月18日(日)更新
原文: 秋山之 樹下隠 逝水乃 吾許曽益目 御念従者
作者: 鏡王女(かがみのおおきみ)
よみ: 秋山の、木(こ)の下隠(がく)り、行く水の、我(わ)れこそ益さめ、御(み)思ひよりは
意味:秋山の木陰を流れて行く水のように静かに、わたくしのほうこそ、あなたさまのことをもっともっと思っていますわ。
この歌は、天智天皇(てんじてんのう)が鏡王女(かがみのおおきみ)に贈った歌に和して詠んだ歌です。
第二巻