第二巻 : やすみしし我が大君の夕されば
2004年06月14日(日)更新
原文: 梓弓 引者随意 依目友 後心乎 知勝奴鴨
作者: 石川郎女(いしかわのいらつめ)
よみ: 梓弓(あづさゆみ)、引かばまにまに、寄(よ)らめども、後(のち)の心を、知りかてぬかも
意味: 梓弓(あづさゆみ)を引くように、(私の気を)引いてくださるなら、あなた様のお気に召すままにしますけど、後のお心がどうなるか分からないのですわ。
久米禅師(くめのぜんじ)とやりとりした歌のひとつです。
第二巻