第二巻 : み吉野の玉松が枝ははしきかも
2002年5月5日(日)更新 |
原文: 三吉野乃 玉松之枝者 波思吉香聞 君之御言乎 持而加欲波久 作者: 額田王(ぬかたのおほきみ) よみ: み吉野(よしの)の、玉(たま)松(まつ)が枝(え)は、はしきかも、君が御言(みこと)を、持ちて通(かよ)はく |
意味: 吉野(よしの)の松(まつ)の枝(えだ)は、いとおしいことですわ。あなたさまのお言葉を持って来るなんて。 弓削皇子(ゆげのみこ)が苔(こけ)の生えた松の枝を折って贈ったのに答えて、額田王(ぬかたのおほきみ)が詠んだ歌です。 |