第二巻 : 秋山に落つる黄葉しましくは

2000年10月29日(日)更新


原文: 秋山尓 落黄葉 須臾者 勿散乱曽 妹之當将見

作者:柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

よみ: 秋山に落つる黄葉(もみちば)、しましくは、な散り乱ひそ、妹があたり見む

意味: 秋山に落ちる紅葉よ、しばらくは散らないで。妻が居る方をもう少し見ていたいから。

この歌は、柿本人麻呂が石見の国から奥さんと別れて都に旅立ったときの歌(反歌)の一つです。


第二巻