第二巻 : 磐白の浜松が枝を引き結び

2002年4月14日(日)更新


原文: 磐白乃 濱松之枝乎 引結 真幸有者 亦還見武

作者: 有間皇子(ありまのみこ)

よみ: 磐白(いはしろ)の、浜松が枝(え)を、引き結び、ま幸(さき)くあらば、また帰り見む

意味: 磐白(いはしろ)の浜の松の枝を結んで、幸いにも無事だったら、またここに戻ってきて見よう。

有間皇子(ありまのみこ)が謀反(むほん)の罪で捕らえられ、紀の湯に連行される途中で詠んだ歌です。

磐白(いはしろ)は現在の和歌山県日高郡南部町(みなべちょう)です。

有間皇子 by 梁依克基さま

第二巻