第二巻 : 北山にたなびく雲の青雲の

平成11年11月5日(日)更新


原文: 向南山 陳雲之 青雲之 星離去 月矣離而

作者: 持統天皇(じとうてんのう)

よみ: 北山に、たなびく雲の、青雲の、離(さか)り行き、を離れて

意味: 北山にたなびいている青雲が、遠くへ離れていってしまいます。たちから離れて、からも離れて遠くに。。。。。

この歌は、天武天皇てんむてんのうが亡くなったのを悲しんで詠んだ歌です。意味は、はっきりとはわかっていません。天武天皇を雲にたとえて、にたとえた持統天皇(じとうてんのう)や皇子たちから離れていったように詠んだ歌と考えられています。


第二巻