第二巻 : 嶋の宮まがりの池の放ち鳥

2010年01月03日(日)更新


原文: 嶋宮 勾乃池之 放鳥 人目尓戀而 池尓不潜

作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

よみ: 嶋の宮、まがりの池の、放(はな)ち鳥、人目に恋ひて、池に潜(かづ)かず

意味: 嶋の宮の池に放し飼いにされているたちも、皇子さまが亡くなったさみしさに、人恋しくて、水にくぐることもしない。。。。。

28歳という若さで亡くなった草壁皇子(くさかべのみこ)を偲(しの)んで詠んだ歌です。

撮影 by きょう

第二巻