第二巻 : 秋山の黄葉を茂み惑ひぬる

平成10年3月8日(木)更新


原文: 秋山之 黄葉乎茂 迷流 妹乎将求 山道不知母

作者:柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)

よみ: 秋山の、黄葉(もみぢ)を茂み、惑(まど)ひぬる、妹(いも)を求めむ、山道(やまぢ)知らずも

意味: 秋山の黄葉(もみぢ)が繁っているので、迷ってしまった妻を探そうにも、山道が分からない。

柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が奥さんを亡くして悲しんで詠んだ歌です。亡くなったことを、山に迷い込んだことのように詠んでいますね。


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