第八巻 : 卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥
2010年04月18日(日)更新 |
原文: 宇能花毛 未開者 霍公鳥 佐保乃山邊 来鳴令響 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 卯(う)の花も、いまだ咲かねば、霍公鳥(ほととぎす)、佐保(さほ)の山辺(やまへ)に、来鳴(きな)き響(とよ)もす |
意味: 卯(う)の花もまだ咲いてもいないのに、霍公鳥(ほととぎす)は佐保(さほ)の山辺(やまべ)にやってきて鳴いています。 「佐保」は、今の奈良県奈良市の法華寺町・法蓮町一帯にあたります。 |