第八巻 : 神なびの石瀬の社の呼子鳥
2009年12月20日(日)更新
原文: 神奈備乃 伊波瀬乃社之 喚子鳥 痛莫鳴 吾戀益
作者: 鏡王女(かがみのおおきみ)
よみ: 神なびの、石瀬(いはせ)の社(もり)の、呼子鳥(よぶこどり)、いたくな鳴きそ、我が恋まさる
意味: 石瀬(いはせ)の社(もり)の、呼子鳥(よぶこどり)よ、そんなに激しく鳴かないで。私の恋心がますますつのります。
「石瀬(いはせ)の社(もり)」がどこかははっきりとはしていません。奈良県生駒(いこま)郡斑鳩(いかるが)町の森や同じく生駒(いこま)郡三郷(さんごう)町の森などの説があるそうです。
第八巻