原文

烏梅能波奈 佐企弖知理奈波 佐久良婆那 都伎弖佐久倍久 奈利尓弖阿良受也

作者

藥師張氏福子(くすしちょうしのふくし)

よみ

梅の花 咲きて散りなば 桜花(さくらばな) 継(つ)ぎて咲くべく なりにてあらずや

意味

桜 by 写真AC

梅の花が咲いて散ったら、すぐに続いて桜(さくら)が咲きそうになっているではないですか。

- rough meaning: As soon as the Ume bloom and fall, the Sakura blossoms are about to bloom, isn't it.

補足

・天平2年(西暦730年)正月13日に太宰府の帥(そち)大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で詠まれた梅花の歌三十二首のひとつです。

更新日: 2022年03月13日(日)