第五巻 : 年のはに春の来らばかくしこそ

平成11年12月12日(日)更新


原文: 得志能波尓 波流能伎多良婆 可久斯己曽 烏梅乎加射之弖 多努志久能麻米

作者: 大令史(だいりょうし)野氏宿奈麻呂(やじのすくなまろ)

よみ: 年のはに、の来らば、かくしこそ、をかざして、楽しく飲まめ

意味: 毎年、がやってきたら、こうしてを髪に挿(さ)して、楽しく飲みましょう。

天平2年(730)正月13日に、大宰府の長官である大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で宴会をした時に、参加者がそれぞれ詠んだ梅の花の歌32首の一つです。

大令史(だいりょうし)というのは、「おほきふみひと」と訓み、判事の書記のことです。

スゴ(超)ネタ6ふるさと を利用

第五巻