原文
烏梅能波奈 伊麻佐加利奈利 毛々等利能 己恵能古保志枳 波流岐多流良斯
作者
小令史田氏肥人(しょうりょうしでんじのこまひと)
よみ
梅の花 今(いま)盛(さか)りなり、百鳥(ももとり)の 声(こゑ)の恋(こほ)しき 春(はる)来(きた)るらし
意味
梅の花が今を盛りと咲いています。たくさんの鳥(とり)の声を聞きたくなる春(はる)が来たのですね。- rough meaning: Ume blossoms are in full bloom now. Spring has come when we want to hear the voices of many birds.
補足
・大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で詠まれた梅の歌三十二首のひとつです。