第五巻 : 春さらば逢はむと思ひし梅の花

2008年12月14日(日)更新


原文: 波流佐良婆 阿波武等母比之 烏梅能波奈 家布能阿素■(田+比)尓 阿比美都流可母

作者: 藥師高氏義通(くすりしかうじのよしみち)

よみ: 春(はる)さらば、逢(あ)はむと思ひし、梅の花、今日(けふ)の遊びに、相(あひ)見つるかも

意味: 春(はる)になったら逢いたいと思っていた梅の花に、今日の宴で逢えました。

天平2年1月13日、大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で催された宴会のときに詠まれた歌の一つです。

梅 撮影(2007.02.17) by きょう

第五巻