原文

宇具比須能 麻知迦弖尓勢斯 宇米我波奈 知良須阿利許曽 意母布故我多米

作者

門氏石足(もんじのいそたり)

よみ

鴬(うぐひす)の 待ちかてにせし 梅(うめ)が花 散らずありこそ 思ふ子がため

意味

梅の花 by 写真AC

鴬(うぐひす)が待ちかねていた梅(うめ)の花よ、散らないで欲しい。梅(うめ)を愛でる人たちのために。

- rough meaning: Ume blossoms that Uguisu has been waiting for, don't scatter for us who love Ume.

補足

・天平2年(西暦730年)正月13日に太宰府の帥(そち)大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で詠まれた梅花の歌三十二首のひとつです。

更新日: 2022年02月27日(日)