生駒山(いこまやま) Ikomayana(Mt.Ikoma)
奈良県生駒市と大阪府東大阪市との県境にある標高642mの山です。奈良盆地の西にあるこの山は、旅人(たびびと)が、そして難波津から遣唐使(けんとうし)たちが大和を懐かしく思って眺めた山です。
- Ikomayama is the mountain at an altitude of 642 meters on the prefectural border between Ikoma City, Nara Prefecture and Higashi Osaka City, Osaka Prefecture. This mountain is to the west of the Nara Basin is the mountain that travelers and Kento-shi(Japanese envoy to Tang Dynasty China) watched with nostalgic feelings about Yamato.
生駒山(いこまやま)を詠んだ歌
1047: やすみしし我が大君の高敷かす大和の国は............(長歌)
1428: おしてる難波を過ぎてうち靡く草香の山を............(長歌)
2201: 妹がりと馬に鞍置きて生駒山うち越え来れば黄葉散りつつ
3032: 君があたり見つつも居らむ生駒山雲なたなびき雨は降るとも
3589: 夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてぞ我が来る妹が目を欲り
3590: 妹に逢はずあらばすべなみ岩根踏む生駒の山を越えてぞ我が来る
4380: 難波津を漕ぎ出て見れば神さぶる生駒高嶺に雲ぞたなびく
万葉の故地【奈良】