0002: 大和には群山あれどとりよろふ天の香具山.......(長歌)
0013: 香具山は畝傍を雄々しと耳成と相争ひき.......(長歌)
0014: 香具山と耳成山と闘ひし時立ちて見に来し印南国原
0028: 春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山
0052: やすみしし我ご大君高照らす日の皇子.......(長歌)
0119: かけまくもゆゆしきかも言はまくも.......(長歌)
0257: 天降りつく天の香具山霞立つ春に至れば.......(長歌)
0258: 人漕がずあらくもしるし潜きする鴛鴦とたかべと船の上に棲む
0259: いつの間も神さびけるか香具山の桙杉の本に苔生すまでに
0260: 天降りつく神の香具山うち靡く春さり来れば.......(長歌)
0334: 忘れ草我が紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため
0426: 草枕旅の宿りに誰が嬬か国忘れたる家待たまくに
1096: いにしへのことは知らぬを我れ見ても久しくなりぬ天の香具山
1812: ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも
2449: 香具山に雲居たなびきおほほしく相見し子らを後恋ひむかも
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