原文
孫星 頭刺玉之 嬬戀 乱祁良志 此川瀬尓
作者
間人宿祢(はしひとのすくね)
よみ
彦星(ひこほし)の かざしの玉は 妻(つま)恋(ご)ひに 乱れにけらし この川の瀬に
意味
彦星(ひこぼし)の髪飾りの玉は、妻のことが恋しくて散り乱れてしまったのでしょう。この川の瀬に。
・七夕の歌の一つです。
- rough meaning: Hikoboshi's hair ornament jewel balls were scattered in the shallows of this river because he missed his wife too much.(See Tanabata for details of Hikoboshi and his wife)
補足
・この歌を含む1685番歌の題詞には、「泉河(いずみがは)の邊(へ)にして、間人宿祢(はしひとのすくね)の作る歌二首」とあります。