木津川(きづがわ)/泉川(いずみがわ)

木津川 撮影(2004.11) by きょう

木津川は、三重県の青山高原から伊賀盆地、笠置山地、京都盆地南端を通って、淀川に流れ込んでいます。古くから水上交通に利用されていたとのことです。巻150番歌には、藤原京を造営する際、近江国の田上山から切り出した檜(ひのき)を、宇治川・木津川経由で大和に運んだことが詠まれています。

- The Kizu River flows from the Aoyama Kogen in Mie Prefecture to the Yodo River through the Iga Basin, the Kasagi Mountains, and the southern tip of the Kyoto Basin. It has been used for water transportation since ancient times. The 50th poem of Volume 1 states that Cypress cut from Mt.Tanakami in Omi were transported to Yamato via Ujigawa and Kizugawa when building Fujiwarakyo,

木津川(きづがわ)/泉川(いずみがわ)を詠んだ歌

万葉歌では「泉川(いずみがわ)」、「泉の川(いずみのかわ)」または「泉河(いずみがわ)」として登場しています。

0050: やすみしし我が大君高照らす日の皇子......(長歌)

1685: 川の瀬のたぎつを見れば玉藻かも散り乱れたる川の常かも

1686: 彦星のかざしの玉の妻恋ひに乱れにけらしこの川の瀬に

1695: 妹が門入り泉川の常滑にみ雪残れりいまだ冬かも

1708: 春草を馬咋山ゆ越え来なる雁の使は宿り過ぐなり

3315: 泉川渡り瀬深み我が背子が旅行き衣ひづちなむかも

3907: 山背の久迩の都は春されば.......(長歌)

3908: たたなめて泉の川の水脈絶えず仕へまつらむ大宮ところ

補足

更新日: 2021年06月06日(日)