原文

妹門 入出見川乃 床奈馬尓 三雪遣 未冬鴨

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ

妹(いも)が門(かど) 入(い)り泉川(いづみがは)の 常滑(とこなめ)に み雪(ゆき)残れり いまだ冬(ふゆ)かも

Imo ga kado Iri Izumigaha no Tokoname ni Miyuki nokoreri Imada fuyu kamo.

意味

雪 by 写真AC

(妻の家の門を入り出づ、という)泉川(いづみがは)の石に雪(ゆき)が残っています。まだ冬(ふゆ)なんですねぇ。

・「妹(いも)が門(かど)入(い)り出(い)づ」で「泉川(いづみがは)」を導いています。

・「常滑(とこなめ)」は、水苔などがついてツルツルした川の石のことです。

- rough meaning: Snow remains on the stones of the Izumi River. It's still winter, isn't it? (The author is on a journey and is thinking of his wife who is waiting him back at home.)

補足

・この歌の題詞には、「泉河(いづみがは)にして作る歌一首」とあります。

更新日: 2022年12月04日(日)