原文

足引之 八峯之雉 鳴響 朝開之霞 見者可奈之母

作者

大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

あしひきの、八つ峰(を)の雉(きぎし)、鳴き響(とよ)む、朝明(あさけ)の霞(かすみ)、見れば悲しも

意味

雉 撮影(2018) by きょう

山の峰々で雉(きじ)が鳴いています。夜明けの霞(かすみ)を見るのは悲しいことです。

「八つ峰(を)」は、山の峰々のことです。

補足

この歌を含む4148番歌の題詞には、「暁(あかとき)に鳴くを聞く歌二首。」とあります。

更新日: 2018年04月22日(日)