原文 Original Text

皇神祖之 遠御代三世波 射布折 酒飲等伊布曽 此保寶我之波

作者 Author

大伴家持(おおとものやかもち) Otomo-no-Yakamochi

よみ Reading

皇祖(すめろき)の 遠御代御代(とほみよみよ)は い重(し)き折り 酒(き)飲みきといふぞ このほほがしは

すめろきの とほみよみよは いしきをり きのみきといふぞ このほほがしは

- Sumeroki no Toho-miyo-miyo ha Ishiki wori Ki nomiki to ifuzo Kono Hohogashiha.

意味 Meaning

朴の木 by 写真AC

遠い昔の天皇の時には、このほほがしはを折りたたんで酒(さけ)を入れて飲んだということですよ。

・天平勝宝5年(西暦751年)4月12日に詠まれた歌です。

- rough meaning: I have heard that in the time of the Emperor long ago, they folded up the leaves of the Magnolia, poured sake into them, and drank it.

補足 Note

・この歌を含む4204番歌の題詞には「攀(よ)じ折れる保寶葉(ほほがしは)を見る歌二首」とあります。

更新日: 2024年08月18日(日)