原文
冬木成 春去来者 朝尓波 白露置 夕尓波 霞多奈妣久 汗瑞能振 樹奴礼我之多尓 鴬鳴母
作者
不明
よみ
冬(ふゆ)こもり 春(はる)さり来れば 朝(あした)には 白露(しらつゆ)置き 夕(ゆふへ)には 霞(かすみ)たなびく 汗瑞能振 木末(こぬれ)が下に 鴬(うぐひす)鳴くも
意味
(冬こもりしていた季節が過ぎ)春(はる)がやってくると、朝には白露(しらつゆ)が置き、夕べには霞(かすみ)がたなびきます。汗瑞能振(意味未詳)、こずえの下で鴬(うぐひす)が鳴いています。
- rough meaning: When spring comes(after winter has passed), white dew is placed in the morning and haze hangs in the evening. Uguisu(the Japanese bush warbler) is singing under the treetop.