第二巻 : うつそみの人にある我れや明日よりは
2010年01月03日(日)更新 |
原文: 宇都曽見乃 人尓有吾哉 従明日者 二上山乎 弟世登吾将見 作者: 大伯皇女(おおくのひめみこ) よみ: うつそみの、人にある我れや、明日よりは、二上山(ふたかみやま)を、弟背(いろせ)と我が見む |
意味: この世に生きている私は、明日からは二上山(ふたかみやま)を弟だと思って見るのでしょうか・・・・・ この歌は、謀反の疑いで処刑された大津皇子(おおつのみこ)の遺体が二上山(ふたかみやま)に移された時に、お姉さまの大伯皇女(おおくのひめみこ)が詠んだ歌とのことです。 |