原文

河上乃 列々椿 都良々々尓 雖見安可受 巨勢能春野者

作者

春日蔵首老(かすがのくらびとおゆ)

よみ

川上の つらつら椿(つばき) つらつらに 見れども飽かず 巨勢(こせ)の春野は

意味

椿 by 写真AC

川沿いに連なって咲いている椿(つばき)をよくよく眺めているけれど、巨勢(こせ)の春(はる)は飽きないことです。

・「巨勢(こせ)」は、現在の奈良県御所市古瀬あたりと考えられています。

- rough meaning: I'm looking closely at the camellias that are blooming along the river, and I never get tired of looking the spring of Kose(around Kose, Gose City, Nara Prefecture).

補足

・この歌を含む0054番歌の題詞には、「大寳(たいほう)元年(西暦701年)辛丑(かのとうし)の秋(あき)九月、太上天皇(おほきすめらみこと:持統天皇)の紀伊國(きのくに)に幸(いでま)しし時の歌」とあります。

更新日: 2020年12月20日(日)