原文
春雨尓 毛延之楊奈疑可 烏梅乃花 登母尓於久礼奴 常乃物能香聞
作者
大伴書持(おおとものふみもち)
よみ
春雨(はるさめ)に 萌(も)えし柳(やなぎ)か 梅(うめ)の花(はな) ともに後(おく)れぬ 常(つね)の物(もの)かも
意味
春雨(はるさめ)に萌(も)え出した柳(やなぎ)でしょうか。それとも毎年のように梅(うめ)の花に遅れぬよう萌えだしたのでしょうか。
- rough meaning: Are they willows that have put out buds in vermicelli? Or did they sprout to keep up with the Ume(Japanese Apricot) as they do every year?