更新 2024年11月03日(日)
- 会津嶺(あひづね)を追加しました。
あ
- 明石海峡
- 兵庫県明石市付近と淡路島との海峡をいいます。万葉集では、明石の門、明石の大門、明石の浦と詠まれています。
- 吾(あが)の松原
- 三重県の海岸と考えられていますが、どこかは確定していません。
- 安我松原(あがまつばら)
- 博多付近の海岸と考えられていますが、どこかは確定していません。瀬戸内の海岸と考える説もあります。
- 赤見山(あかみやま)
- 栃木県佐野市赤見町の東山と考えられています。
- 阿騎(あき)
- 奈良県宇陀郡大宇陀町付近です。
- 秋津(あきづ)
- 奈良県吉野郡吉野町の宮滝付近です。
- 安伎奈(あきな)の山
- 神奈川県の足柄付近の山と考えられていますが、諸説あります。
- 飽(あく)の浦
- 岡山県岡山市飽浦(あくら)、和歌山県和歌山市加太または田倉崎という説があり、はっきりとはしていません。
- 阿胡(あご)の海/大阪
- 大阪府大阪市住之江区の海岸と考えられていますが、はっきりとはしていません。
- 阿胡(あご)の海/広島
- 広島県呉市の倉橋島、情島付近の海と考えられていますが、はっきりとはしていません。
- 安胡(あご)の浦
- 三重県のどこかの海岸と考えられていて、いくつかの説があります。
- 網児(あご)の山
- 三重県志摩郡阿児町の山と考えられています。
- 安積山(あさかやま)
- 福島県郡山市日和田町の安積山公園あたりとされています。福島県郡山市熱海町安子島の額取山と考える説もあります。
- 浅沢小野(あささはをの)
- 大阪府大阪市住吉区上住吉2丁目11-21に浅沢神社がありますが、その付近一帯とされています。
- 浅茅山(あさぢやま)
- 長崎県対馬市の浅茅山とされています。
- 足柄(あしがら)
- 今の、神奈川県南足柄市~静岡県小山町南部にあたります。
- 蘆城(あしき)の川
- 福岡県筑紫野市を流れる宝満川とされています。
- 明日香(あすか)
- 奈良県高市郡明日香村とその周辺をいいます。
- 明日香川(あすかがわ)
- 高市郡高取山を源流として、稲淵山の西を通り、甘樫の丘、藤原宮の側を通って、大和川に流れています。
- 飛鳥寺(あすかでら)
- 奈良県高市郡明日香村にある寺です。法興寺ともいいます。
- 安蘇(あそ)
- 下野国(しもつけのくに)の安蘇郡のことで、現在の栃木県佐野市と群馬県桐生市の一部にあたります。
- 阿太(あだ)
- 奈良県五條市大野新田町付近一帯と考えられています。阿太峯神社に万葉歌碑があります。
- 安達太良山(あだたらやま)
- 福島県二本松市の西方の安達太良山です。古くから神の山として信仰されてきました。
- 穴師山(あなしやま)
- 奈良県桜井市にある山地です。三輪山の北に位置します。
- 会津嶺(あひづね)
- 磐梯山(ばんだいさん:会津磐梯山とも)とされています。
- 近江(あふみ)の海
- 琵琶湖のことです。
- 阿保山(あほやま)
- 現在の奈良県奈良市の法蓮東垣内町(ほうれんひがしかいとうちょう)の不退寺(ふたいじ)の裏山といわれています。
- 甘樫丘(あまかしのおか)
- 奈良県高市郡明日香村の飛鳥寺の西にある丘です。
- 嗚呼見(あみ)の浦
- 三重県鳥羽市の小浜海岸との説があります。
- 年魚市潟(あゆちがた)
- 愛知県名古屋市熱田区、南区一帯の低地帯とされています。
- 安礼(あれ)の崎
- 愛知県宝飯(ほい)郡御津(みと)町御馬(おんま)の音羽(おとわ)川の河口付近など、いくつかの説があります。
- 淡路島(あわじしま)
- 兵庫県の淡路島です。瀬戸内では最も大きな島で、古くから塩や海産物の産地でした。
い
- 雷丘(いかづちのおか)
- 奈良県高市郡明日香村にある小さな丘です。
- 伊香保(いかほ)
- 現在の渋川市伊香保町~高崎市榛名町にかけての山地にあたると考えられます。
- 生駒山(いこまやま)
- 奈良県生駒市と大阪府東大阪市との県境にある標高642mの山です。
- 率川(いざかわ)
- 春日山から流れ、鷺池に流れ込んだ後、猿沢の池の南を経由して佐保川に合流しています。
- 射狭庭(いざにわ)の岡
- 愛媛県松山市道後温泉の道後公園の岡と考えられています。
- 泉川(いずみがわ)
- 三重県および京都府を流れる淀川水系の支流である木津川のことです。
- 出雲(いずも)
- 現在の島根県東部にあたり、国造りの神話の場所として知られています。
- 伊勢(いせ)の海
- 万葉の頃は、伊勢湾だけでなく伊勢・志摩周辺の海もさしていたと考えられています。
- 伊勢(いせ)の国
- 伊勢の国は現在の三重県中央の大部分にあたり、中心的な存在として伊勢神宮が知られています。
- 石上(いそのかみ)
- 石上(いそのかみ)は、奈良県天理市の石上神宮(いそのかみじんぐう)周辺から西の広い地域を言うようです。
- 稲村ガ崎(鎌倉)
- 万葉歌には「見越(みごし)の崎」と詠まれていて「稲村ガ崎」だという決定的証拠は無いようです。
- 射水川(いみずがわ)
- 現在の富山県小矢部市・高岡市を流れ、富山湾に注いでいる小矢部川(おやべがわ)にあたります。
- 夢(いめ)のわだ
- 象(きさ)の小川が宮滝で吉野川に流れ込んでいるところと言われています。
- 伊良虞(いらご)
- 愛知県渥美(あつみ)郡渥美町の渥美半島の伊良湖岬と考えられています。(他の説あり)
- 磐瀬の杜(いわせのもり)
- 奈良県生駒郡斑鳩町の三室山(みむろやま)の東の森などの説があります。
- 磐余(いわれ)
- 天香具山の北東から桜井(さくらい)にかけての一帯と考えられています。
う
- 浮沼池(うきぬのいけ)
- 島根県大田市の三瓶山(さんべやま)の西にある浮布池(うきぬのいけ)とされています。
- 宇治川(うじがわ)
- 琵琶湖から流れ出た瀬田川は、ほぼ京都府内で宇治川と呼ばれます。
- 牛窓(うしまど)
- 現在の岡山県瀬戸内市牛窓町とされています。
- 畝傍山(うねびやま)
- 香具山および耳成山と並んで、大和三山の一つです。
- 馬来田(うまぐた)
- 馬来田は上総國(かずさのくに)望陀郡(もうだぐん・まくだのこおり)に属していました。
え
- 越中国(えっちゅうのくに/こしのみちのなかのくに)
- 現在の富山県高岡市伏木(ふしき)古国府(ふるこくふ)にある勝興寺(しょうこうじ)のある地にあったとされています。
お
- 逢坂山(おうさかやま
- 現在の京都市南東部~滋賀県大津市西部にまたがる山とされています。
- 意宇(おう)の海
- 意宇川(いうがわ)の河口近くと考えられています。
- 大嶋(おおしま)の鳴門(なると)
- 山口県柳井市と屋代島との間の海峡を指すと考えられています。
- 忍阪山(おさかやま)
- 奈良県桜井市忍阪~慈恩寺にかけての山で、外鎌山(とかまやま)または朝倉富士と呼ばれています。
- 処女塚(おとめづか)
- 菟原(うばら:現在の神戸市灘区あたり)の乙女(おとめ)の伝説があります。