更新 2022年05月08日(日)
- 石橋(いわはし)を更新しました
あ
あ(吾・我)
自分自身のことです。
明石(あかし)海峡
兵庫県明石市付近と淡路島との海峡をいいます。
暁(あかとき)
明け方のことです。
茜(あかね)さす
日(ヒ)・昼(ヒル)を導く枕詞です。
秋(あき)
陰暦の7~9月をいいます。
秋の七草
山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ秋の七草の歌には、萩(はぎ)、尾花(をばな)、葛(くず)、なでしこ、をみなへし、藤袴(ふぢはかま)、朝顔が詠まれています。
蜻蛉(あきづ)
トンボのことです。
あさがほ
キキョウ、ムクゲ(木槿)、ヒルガオとする説があります。
朝霧(あさぎり)
朝方に立つ霧です。霧は、地表/水面上の水蒸気が凝結してごく小さな水滴になって空気中を浮遊します。
朝露(あさつゆ)
朝露は、寒い朝に大気中の水蒸気が冷たい植物の葉などの表面に水滴となってついたものです。
朝日
「朝日照る」または「朝日さす」と詠まれることが多いですね。
葦(あし)
イネ科の多年草です。
足柄(あしがら)
神奈川県南足柄市~静岡県小山町南部にあたります。
紫陽花(あじさい)
ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木です。万葉集には2首だけに登場です。
あしひきの
「山」を導く枕詞です。
明日香(あすか)
奈良県高市郡明日香村とその周辺をいいます。
明日香川(あすかがわ)
高市郡高取山を源流として、稲淵山の西を通り、甘樫の丘、藤原宮の側を通って、大和川に流れています。
飛鳥寺(あすかでら)
奈良県高市郡明日香村にある寺です。法興寺ともいいます。
梓(あずさ)
弓の材料として使われていたそうですね。
馬酔木(あせび)
ツツジ科の常緑樹で春に小さな壺のような白い花をたくさんつけます。
あぢ
カモ科のトモエガモではないかと考えられています。
粟(あは)
昔から山地の斜面などに栽培されたイネ科の植物です。
甘樫丘(あまかしのおか)
奈良県高市郡明日香村の飛鳥寺の西にある丘で、大和三山を見渡すことができます。
雨
万葉歌には、雨・時雨(しぐれ)・春雨(はるさめ)・小雨(こさめ)などさまざまな雨が登場します。
あやし
不思議だ。
菖蒲(あやめぐさ)
サトイモ科の多年草の菖蒲(しょうぶ)とされています。
年魚市潟(あゆちがた)
愛知県名古屋市熱田区、南区一帯の低地帯とされています。
有間皇子(ありまのみこ)
孝徳天皇の息子さん。謀反のかどで捕らえられわずか19歳でこの世を去りました。
安礼(あれ)の崎
愛知県宝飯(ほい)郡御津(みと)町などいくつかの場所が考えられています。
梧桐(あをぎり)
アオギリ科の落葉高木です。葉が桐(きり)に似ていて、樹皮が緑なので、青桐(あをぎり)といわれます。
あをによし
「奈良」を導く枕詞です。
い
雷丘(いかづちのおか)
奈良県高市郡明日香村の甘樫丘(あまかしのおか)から明日香川(あすかがわ)をへだてて北にある小さな丘です。
生駒山(いこまやま)
奈良県生駒市にある標高642mの山です。
石川郎女(いしかわのいらつめ)
歌がいくつか載っていますが、どういう人かはよくわかっていないんです。
石上(いそのかみ)
奈良県天理市の石上神宮(いそのかみじんぐう)周辺から西の広い地域をいいます。
壱師(いちし)
ギシギシ、イタドリ、イチゴ、エゴノキなどの説がありますが、彼岸花(ひがんばな)が最有力候補といわれています。
稲村ガ崎(鎌倉)
「鎌倉の見越しの崎の岩崩えの君が悔ゆべき心は持たじ」の「見越しの崎」ではないかと考えられています。
稲(いね)
イネ科の一年生草本。お米として食べますよね。
夢(いめ)
夢(ゆめ)のことですね。
夢(いめ)のわだ
象(きさ)の小川が宮滝(みやたき)で吉野川(よしのがわ)に流れ込んでいるところと言われています。
妹(いも)
奥さんや恋人を親しみを込めていう言葉です。
いや
いよいよ。
伊良虞(いらご)
愛知県渥美(あつみ)郡渥美町の渥美半島の伊良湖岬とされています。昔は島だったと考えられているんですよ。
入日(いりひ)
夕日のことですね。
磐瀬の杜(いわせのもり)
龍田本宮(たつたほんぐう)近くにあったと考えられる森ですが、所在ははっきりとはしていません。
石橋(いわはし)
川を渡るために浅瀬に石を並べたものです。
磐余(いわれ)
天香具山の北東から桜井(さくらい)にかけての一帯と考えられています。
う
兎(うさぎ)
昔から日本にいた兎は毛が茶色だったようですね。
牛(うし)
農耕や物の運搬用として使われました。
空蝉(うつせみ)
「この世・この世の人」のことです。
うつろふ
移りゆく、色あせること、などの意味です。
海原(うなはら)
広々とした海をいいます。
髫髪(うなゐ)
子供の髪型で、首あたりまでのおさげ髪のことです。
畝傍山(うねびやま)
釆女(うねめ)
天皇の供膳(きょうぜん)や雑用などのお世話をする女性です。
卯(う)の花
空木(うつぎ)のことです。
茨(うばら/うまら)
野薔薇(のいばら)のことです。
馬(うま)
乗り物として使われました。
宇真人(うまひと)
気品が備わった人をいいます。
海
海の情景それぞれに詠まれている歌が沢山あります。
梅
万葉集では萩に次いで多く詠まれています。
うも(芋)
今のサトイモにあたります。
え
駅使(えきし)
駅馬で文を運ぶ人のことです。
干支(えと)
10の干(かん)と12の支(し)を組み合わせて年の順序を表します。
えやみ(鬼病)
流行(はや)り病のことです。
お
太藺草(おおいぐさ)
カヤツリグサ科の太藺(ふとい)のことです。
大伯皇女(おおくのひめみこ)
天武天皇の皇女(ひめみこ)で、大津皇子(おおつのみこ)のお姉さんです。
大津皇子(おおつのみこ)
天武天皇の皇子(みこ)で、壬申の乱で活躍しました。大伯皇女(おおくのひめみこ)の弟さん。
大伴旅人(おおとものたびと)
大伴家持(おおとものやかもち)のお父さん。太宰府(だざいふ)の長官となっていた頃の歌が多く残されています。
忍阪山(おさかやま)
奈良県桜井市忍阪~慈恩寺にかけての山で、外鎌山(とかまやま)または朝倉富士と呼ばれています。
面影(おもかげ)
好きな人や風景が目に見えることをいいます。好きな人のことを強く思っていれば姿が見えてくると信じられていたようですね。
思ひ草
ハマウツボ科ナンバンギセル属の一年生の寄生植物である南蛮煙管(なんばんきせる)のことです。